Microsoft Office format を ISO標準にするのを拒否する署名運動が開始されたようです。僕自身フォーマットの内容を見て正直こんなのが標準に？って疑問を感じていたので、署名に参加してみました。以前書いた理由は下記を参照の事。
以前、ZDNetで「OpenDocumentは遅すぎる」：マイクロソフト、Open XMLを擁護という記事があったんですが、たしかにOOXMLはスピードは早そうな実装ではある事はわかるんですが、そもそもXMLを(人が)読んだ段階で、な、なんじゃこりゃー(某刑事ドラマ風)な印象がどうしてもだめ。というか、XMLを模したbinaryフォーマットじゃん？っていうのが僕の意見。いくらスピードが速くってもバイナリくさいものだとどうプログラムで実装するんだろう？って思ってしまう。そらできるんだろうけど、正直萎えるというかなんつーか。あと、個人的にはODFの前の段階から仕様を読んでてすごく考え方がわかりやすかったってのに対してそれとは真逆な方向に向かっているなってのもポイントだったりします。
以前WEPの実装についてMSの方と話をした時に、DOMっぽくなくて単なるWindowsプログラミングになってるようなコードになっててなんでよ？って聞いたら、やっぱり実行速度の問題じゃない？って言われて、正直そこがすごくひっかかっている。MSの文化ってわりと実行重視だったりするけど、それって使いづらく(開発しづらく)なるポイントじゃねぇって。
いちおう、自分はOOXMLについてはかじった程度の知識しか知らないけど、自分がMozillaや(ちょっとだけ)OOoに関わっているかというのは関係なしに、一開発者としてこれはちょっとアウトじゃねっていうのが正直な心境。バイナリな文化から出てきたXMLって正直信用ならない。まるでXMLが世界を変えるみたいな2000年前半に流行っていた論調(そして廃れたWSDL)がまた再現してしまうようにしか見えない。
まぁ、でもISO標準になったらなったでこういう問題を解決するためのいろんな手法とかフレームワークとか出てくるんだろうなぁとは思います。そうなればまだなんとかなるかなぁーぐらいの感じ。あうあう、うまくまとまってないけどいいや（なげやり
