smellman's Broken Diary

クソみたいなもんです

Mozilla Party JP 10.0 の感想(1)

一昨日のエントリーで失敗については述べた。ただ、感想はまだだったので僕なりに書こうと思う。
例のごとく、開催までは主催者側はかなりあわただしい日々を送ったのだが、それでも去年とかに比べるとまだ落ち着いて運営ができていたと思う。おかげで10周年に相応しい良いパーティーが開催できた。
Asaさんのスピーチはところどころしか聞けなかったけど、印象に残っているのはopen webとNetscape7でのポップアップブロックについて。前者はFirefoxが一貫としておこなってきた事で成功に導いた原因の一つだと思う。それに比べて後者は明かに失敗した原因の一つではないか。この二つから思想をいだき貫くという事がいかに大事かというのがよくわかる。
BobさんのスピーチはMozTw.orgという台湾のコミュニティのお話。いろいろ参考になる部分が多かった。特にすごいと感じたのがそのアクティブな活動。コミュニティとして理想的だなぁと思うような事を多く実践している。リリースパーティーはやった事がありますが、大学や高校を巻き込んでいるところ(学生に普及しようという部分)や、細かいミーティング、Webのマーケティングまで本当にアクティブですばらしいコミュニティだと思う。かなり見習う点が多く、理想的なコミュニティ像を示してくれたすばらしいセッションでした。
第2部は変わって技術系のお話。
まずmarさんのUbiquityの日本語パーサーの話ではどうやって日本語のパーサを作るかという非常に細かいお話し。大事な部分を聞きそこねてしまって途中から混乱してしまったのが非常に残念だった。あと、質問の部分で聞いてる内容と答えてる内容が一致していないなぁと思った。というのも質問した方は日本語変換との関連について聞いているのだが、Ubiquityでは日本語変換の部分はまったく関係無く変換されようがペーストされようが、とにかく入力されたものに対してパースをしているのに過ぎない。そこらへんは、デモを入れられなかったから混乱してしまう人が多くなってしまったのかもしれない。是非、普通にUbiquityを入れて英語でもいいからどういう動作をしているのか満てもらえれば、質問の矛盾もわかってもらえるかなと思う。
続いてid:gyuqueさんのCanvasプログラミングの話。Canvasを使ってここまで出きるんだよっていう所でCanvas 2Dでの3Dを実現する方法の概略をわかりやすく伝えてくれた。それに加え、各ベンダー(Opera, Mozilla, Google)が実装しているそれぞれの3D実装もデモ、それぞれの特色がすごくわかりやすかった。僕みたいなグラフィックが苦手なプログラマにはちょっと辛い部分がありそうだが、Canvas自体がブラウザ上で動くというメリットを活かしてすごく発達しそうだなと、未来を感じさせるよいセッションでした。
第3部はLTと対談。
LTでは僕自身参加者だったのですごくテンパってました(汗 また、potappoさんドジっ子ぷりにも焦りました(汗 僕の発表はちょっとネタを含みましたが、実現したい事ってのを言うのにはちょっと勇気が必要でした。言い出しっぺの法則というやつですけど、実際に出きるのかは本当にわかりません。ただ、この10年僕が何をやってきたかというとほとんど何もやってないんじゃないかという気持ちが強く、Mozillaに対する自分の立場というのを変えてみたくああいう発表になりました。まぁ、その為にはまず自分の生活を変えないといけないんですけどねぇ...
さて、他の感想ですが、ちょっと時間が足りないのでまた明日〜