smellman's Broken Diary

クソみたいなもんです

六畳間の侵略者!?29巻読了

ものすごくひさびさに書くライトノベルの感想です。というか、このライトノベルについて前に書いた感想が14巻なので、実に15巻ぶりです。

ここまであまり書かなかったのはざっくりいうと本を読まなくなっていたからです。ライトノベル以外にも本もなかなか読めないっていう状態で、地図の仕事がいろいろあり、そしてまた楽しかったっていうのもあります。

ただ、去年の11月に心が死に、ライトノベルを大量に読んで凌いだ時期がありました。特に11月〜1月まではKindleで5,60冊ぐらい読んでました。

そしていろいろ読みはしたけど、今まで物理的に買っていたのに読むのが止まってたものがあって、3月に読んでなかった分を26巻から一気に買ったのが六畳間の侵略者!?です。

そのころ、ちょうど慣れないハヤカワ文庫の「順列都市」の上巻に手を出し、難解な文章に頭がこんがらがってたんですが、上巻を読み終えた後、一気に六畳間の侵略者!?に気心がいって、26巻から一気に読み始めました。

そして移動中とかを駆使して昨日29巻が読み終えたというところです。読み終えた後に運営委員会やら飲み会に楽しくやりましたが、いい意味で影響を受けて場に出れたという感じがあったので感想を書きたくなったというのが今回のエントリです。

まず、六畳間の侵略者!?の第一巻を読んだ時期が記憶に無いです。本の印象は強かったし、楽しい本だという記憶があるけど、そもそもこのシリーズ何年続いたのか記憶が曖昧です。多分10年は続いているはず。

で、何度か感想をブログに乗せてはいるけど、いろんなフラグが立ってるっていうのが初期の感想だったんですが、途中から話が壮大になりすぎてすげーカッコいいストーリーという意識が強くなってきて、だんだん求めていたものと違う系統になりすぎてきてるという感じがありました。孝太郎まじ英雄みたいなのとかがそこらへんかと。

でも、少しずつ、本当に少しずつ少女たちの思いが孝太郎に近づいていくところ、そして孝太郎もその気持ちに近づいていくところはすごく良くって、じっくりと書かれているからこそ気持ちがよいものでした。じっくりと、ねっとりとみたいな感じです。本当によいリズムです。

これが合計31(.5巻含め)巻分のものになって最後に期待した通りの優しい結末を迎えたというのが最高に嬉しいというのが本巻の感想です。最高のリズムです!

アニメから入った人にはわからないかもしれないのでとりあえず初めの5巻ずつぐらいから買い進めてみてほしいです。僕はこの作品の魅力にメロメロになっていきました。

一番言いたいのは、ここまで比較的優しいお話を、決して悲観することなく、一段落つけるところまで進めてくれた(作者もあとがきで言ってるように)奇跡の産物というのがとてもうれしくて作者に感謝をしたいという気持ちでいっぱいになりました。

そして何よりこの先の話が進むということ(すでに買ってるから知ってるけど)がありがたいなという気持ちにさせてくれます。

孝太郎の物語はアニメでは4月〜12月ぐらいだったかと思います。本作は4月からすでに二年たった3年生の4月まで進んでいます。アニメを見てない方でこの作品が好きだと思った人はもう(.5巻含め)15巻ぐらいまでは読んでほしいです。できれば29巻までも。

僕はこれから30巻を(少し読んだけど)これからスキマの時間に読み進めています。

ただ、言えるのはらぶいずおーるです。ここまでで本当に心温まるお話をありがとうと作者に感謝をいたします。

しかし、本巻読み終えた後に精神科の通院言っておけば案件で病んでた心が少し収まって、薬の量増量しなくて済んだんじゃねーのみたいな感じです。

六畳間の侵略者!? 29 (HJ文庫)

六畳間の侵略者!? 29 (HJ文庫)