smellman's Broken Diary

クソみたいなもんです

勉強会でのアンケートの取り方: スマートフォン勉強会の例

様々な勉強会やイベントで苦戦しているのが勉強会でのアンケートの取り方です。
記入自体をしてもらってもそれを集計する作業が非常に手間になってしまい、勉強会のモチベーションを上げるためのアンケートなのにむしろ下がってしまう可能性もあります。
しかしながら、僕がスタッフとして関わっているスマートフォン勉強会@関東ではほとんどこのストレスから開放されています。
今回はその手段を書いていきます。
(なお、これはもともとjus幹事会でアンケート取りづらいっていう話があってメールで手段をまとめて送ろうとしたのですが、どうせなら広く伝えようということで日記に書きました)

アンケートはwebと紙を併用する

最初にみんなが躓いてしまうポイントが、アンケートの入力する先を一つに固定してしまうことです。
アンケートの入力先が複数あると「アンケートが重複されて入力されたらどうしよう」とか考えますが、正直そんな人はあまりいませんし、いても誤差の範囲としていいと思います。
さらに参加者に配るアンケート用紙に工夫をすることでほとんどの記入ミスを阻止することができます。

アンケート用紙の工夫その1: アンケート用紙にURL及びQRコードを用意する

スマートフォン勉強会が利用している「アンケートツクレール」ではQRコードが自動的に生成され、携帯からアクセスが用意にできるようになっています。
アンケート用紙にQRコードが貼ってあれば、webで入力しようかなという気にしやすくなります。

アンケート用紙の工夫その2: 最初の質問にwebで回答かどうかを聞く

アンケート用紙の質問自体にwebで入力するかを最初に聞いてしまいます。
スマートフォン勉強会@関東では以下の文面を最初に使っています。

選択:□Webで回答済 (以下には記入不要) http://アンケートのURL

この2つの工夫で両方に記入してしまうというのはだいたい防げています。

過去の開催例ではこんな感じになっています(Previewで開いたのでちょっとずれてる)

データ集計の工夫その1: アンケートの結果は必ずwebにデータが集まることを基本とする

ありがちなこととしてwebで集計したアンケートのデータと、紙のアンケートのデータをバラバラに持っていてあとでマージしようとしてしまうことがあります。
これをやってしまうとマージ作業は非常に面倒になりますし、紙のアンケートのデータを数人でデータ化していたりするとそのマージだけでも結構な手間が発生します。
webであれば複数の人が入力をしてもデータの整合性は取りやすくなります。
また、アンケート内容もかならずwebで入力できるようなものにします。
例えば、遅刻した人はいくつかのセッションが聞けてないという状態になります。しかしながら、必須選択だと選べないという状態に陥ります。
こういうケースを想定していて選択肢に「聴いていなかった」という項目を用意するなど、web側での質問を工夫した上で、紙にも同じ質問を記載しましょう。

データ集計の工夫その2: 紙のデータはその日のうちに処理をする

紙データの入力はなるべく数人でその日のうちにやってしまいます。
まず、アンケートの入力を行う時間を作ります。
通常の勉強会であれば懇親会があるのでその時間でも良いです。スマートフォン勉強会@関東では懇親会後にスタッフのみで反省会を喫茶店で行うのがいつものパターンなのでそこで時間を作ります。
次に、紙のアンケートでWebで回答していない人の分だけ集めて、データの入力が可能な人を均等に渡していきます。
紙のアンケートを受け取った人はすぐさまwebから「その参加者のフリをして」アンケートに代理で答えていきます。
参加者のフリをするというのが非常に重要です。つまり、管理画面は一切触らずに完結するのです。入力もパソコンが無くても携帯のみで作業が完結します。
データの入力がすべて終わったら後日webからデータを落として共有すればOKです。
ちなみに、スマートフォン勉強会@関東では参加者40人ぐらいで紙で書く人が多くてだいたい10人程度です。

おすすめのツール

スマートフォン勉強会@関東で実際に利用しているという点では前述の「アンケートツクレール」は非常によくできています。
また、過去のアンケートから他のアンケートを複製する機能がありますので、一度作ったアンケートを無駄なく利用することができます。
紙については面倒だけど手作業で書くことになります。OOo, LibreOffice, TeX, Pages, Word, Excel(方眼紙?)などが使えるでしょう。

FAQ

Q: もし変な人が複数書き込んできたら?
A: 考えるのをやめろ!