本業(Georepublic)に専念するため副業(Coaido)を本日づけで退職いたしました。
現場からは以上です。
本業(Georepublic)に専念するため副業(Coaido)を本日づけで退職いたしました。
現場からは以上です。
本日の仕事が終わりまして、営業日的には次が6/1なので、丁度本日で入社まる三年が経ったことになりました。
昨日今日の仕事は20万件ぐらいのエクセルファイルを目でチェックしたり、ansibleのソースコードを探求したり、相変わらず「お前何やってるの」状態でありました。
先日、記憶がなくなるぐらい泥酔して気づいたら
最近の話 - smellman's Broken Diary とかいうタイトルで記事を書いてしまったのでまぁ最近の事は書いてあるわけですが、とりあえずこの三年の活動を振り返ってみようと思います。
一年目、まだ入社ばかりのころは「これから地理空間情報系をやっていくんだ」という気持ちを高めていたのですが、最初の仕事はなぜかお客さんがその手の実装をやってしまっていて、APIにアクセスするだけのiOSアプリの開発という微妙な仕事を担当しました。正直バックエンド俺に書かせろと思っていましたが、ぐっと我慢していたんですがなんとかしたあと、えーとどうなったか知らないです(ぉ
そんなタイミングで新しい仕事が舞い込みました。とある省庁->とある総研->弊社という流れで仕事が来ていたんですが、最初関さんに「Localwikiでサイトを作って欲しい」と言われ、なかなか面白い仕事が来たと思いながらさくっと構築までやってみてそこからお客さんとのやりとりに行くんですが、この仕事が僕がいままでやったなかで一番心に残る仕事になりました。
伊豆大島で観光や地域の文化などをLocalwikiにあげていくため、東海汽船のジェット船に乗って行って打ち合わせをしたり、泊まり込みでコンテンツをつくるためにお客さんたちと現地の女子高生と一緒に現地を回って行っていき、伊豆大島の魅力を個人的にも堪能しながら仕事をしていました。
中でも良かったのがコンテンツを作るためにちゃんと仕事として関わってくれた学生たちが書くコンテンツが非常に面白くていちいち感動していました。
もちろん、伊豆大島自体もすごく良くって、自然もいいし魚は旨いし、とくにくさやは工場見つけて見学させてもらうぐらいハマりました。
業務としてはLocalwikiのコンテンツ作り以外にも現地で行われたロゲイニングのアプリの開発や、ハッカソンとマッピングパーティーをやらせてもらったりと、一つの業務なのにいろんな経験をさせてもらいました。
マッピングパーティーの成果が少し悲しいことですが、2013年の災害時役立つ結果になったのも感慨深いものがあります。
あと、一緒にコンテンツ作りをやっていた学生たちは先日高校を卒業しました。彼女たちに輝かしい未来があることを祈っています。
もう一つ同じ時期に某社からとあるW3Cの仕様がらみで仕事が来ました。
最初はエクステンションを作るという話だったんだけど、途中で仕様が変わってしまい当時麹町にあった某ブラウザベンダーでミーティングで「これネイティブで書かないとまずいね」っていうのが出てしまい某ブラウザのコードとにらめっこする日々が発生したりしました。これはこれで大変でした。ドハマりが辛く、当時六本木に移転した新しいオフィスに自転車に行ってSVG周りのコードをいろいろ聞いたりしながらやったんですが、最終的に終わらず途中までのパッチを出して終了してしまった。技術不足を強く感じました。
あと、会社繋がり(関さんが当時代表やってた)で、2013年から連続でInternational Space Apps Challenge(ISAC) に参加させていただいています。
最初に一緒にチームを組んだのは実は伊豆大島の案件で当時とある省庁に居た方で、僕らが伊豆大島でやったハッカソンに影響を受けて参加したという面白い繋がりです。
そこで出来たTeam Debirsは今年はグローバル進出を果たすことができました。
本当に出会いって何に繋がるかわかりません。
二年目のチョット前からとあるゲーミフィケーション的なアプリの開発という仕事が来たのですが、当時お客さんが作っていたPythonで作られていたサーバが正直僕が今までみたコードの中ではワースト1位だなぁというぐらい破綻していて、半年ぐらいメンテナンスに頭を抱えたあげく、無理だと思って全部Ruby on Railsに書きなおしました。
なお、その元開発者は現在はPythonのコミュニティで活躍されていて、ちゃんと成長していっているんだなーと感じております。
あと、二年目に夏休みを兼ねてイギリスのカンファレンスをはしごしてきました。OSMのカンファレンスであるSotMではMapsMeの社長と煙草友達になったり、MapsMeの開発者が「内緒だよ」みたいなノリで表に出せないバージョンの開発物見せてくれたり、暗渠マニアとお話したりととてもおもしろ楽しくやれました。
あと、イギリスではQGISのイベントで大量のピザに卒倒したり、FOSS4Gで英語で30分発表するというなかなか大変な経験もしました。
英語についてはラングリッチさんにお友達ということで会社での契約を優遇していただいたりしてとても助かりました。最近会ってないのでまた飲みに行きたいです。
二年目の秋ごろにTeam Debrisのメンバーと一緒にマッシュアップアワードに出たりして、そこでたまたまAEDSOSを知って、なんだかんだあって今はCoaido株式会社のCTOを副業という形でやっていたりします。
あと、Laravelを使った謎業務をやったりしていたんだけど、これはもはや地図関係なかった(汗
あと、国土地理院の仕事で地球地図に関わるものをやっていたんですが、これが縁となりましてJICAの講師をやったり、FOSS4G Tokyoで地球地図に関する発表をしたりするという機会をいただきました。JICAの講師は今年もやる予定ですが、地球地図を整備するという国際的な取り組みが各国に広まるための掛け渡しとなる重要な仕事を任されているというのは非常に身が引き締まる思いだったりします。
そして三年目になるといろいろ入札で失敗したりしてあーあーみたいなのがあったりするんですが、そんな中で某大手ベンダーさんから仕事をいただきLeaflet.jsをめちゃくちゃ調べたり、プラグインを書いたりするような仕事が入ってなかなか楽しい業務をやることになりました。
なお、その大手ベンダーさんから追加の仕事が来たのですが、そっちは完全に赤字だってぐらい稼働して多方面に迷惑をかける結果となってしまいました。3Dに手をだすのは早すぎたかも...
あと、弊社がまだシナップさんのコワーキングスペースを使っていた時代に一緒のコワーキングスペースを使っていた会社さんからお仕事を紹介してもらいました。それが現在のVAL研究所さんのお仕事です。
デモが出ていますが、実はバックエンドにもまだまだ面白い実装をしていて、実装の仕方を含め、僕がXMLやSVGにこじらせた学生時代の知恵や現在タイル三兄弟として怪しい活動をしてるところのノウハウを集めた集大成てきなものになっています。「技術で殴る(何」的な感じの動きができるのは非常にうれしくてエンジニアとしてもこれからどんどんやっていきたいと思う仕事です。
また、平行して国土地理院さんの地球地図関係のお仕事をしたり(お手伝いレベルですが)、OSMのレンタリングサーバ構築したり、たくさんあるOpenDocument形式のファイルをコンバートしてSphinxの一つのプロジェクトにまとめるような仕事をしたり、座標系が破滅してるShapefileを中のデータに潜んでる座標から正規化して地理院地図に重ねるようなものを作ったりと、それなりに変な業務をいっぱいこなしています。
他にも千葉市のオープンデータ関係にプライベートでお付き合いするようになったのもとてもよかったです。今は千駄ヶ谷に住んでるけど、地元にコードで貢献できるのはプログラマとして非常に嬉しいものです。
この三年間でやってきたことをさくっとまとめると、「今までやってきた趣味やインフラや開発の経験や、OSSコミュニティで得られたものをかなり活用しつつ、そこに地理空間系のエッセンスがまじって悪魔合体してる」という感じです。
つまり僕は悪魔です。
最近では「地球という概念を破壊しなければならない」などと言い出してますし、確実に悪魔ですね。
というわけで、いままでの経験も新しい経験も楽しみつつこれからも仕事をしていき、悪魔としての地位を上げていき地理空間界隈を悪魔的実装で攻めて行きたいと思います。
あと、とても重要ですが、弊社にお仕事くださいw
最近いろいろ仕事をしてますが、ちゃんと表に出せる案件って中々ないんですよね。
そんなわけなんですが、僕が(というか弊社が)表に出せる案件がありました。
駅すぱあとさんの新しい路線図です。
実は去年こんな記事を書いてました。
実はこれらの記事はVAL研さんの地図を作っていた時のノウハウをネタにしたものです。
当時は表に出てなかったんですが、ぶっちゃけやってることはみんな思いつくだろっていうのがあって堂々と表に出しました。
みんながやらなそうなところは裏でやってますよ!
まぁ、上手くいけばいいんだけどね!
というわけで、弊社(Georepublic Japan)が開発をお手伝いしています、新しい路線図を何卒よろしくお願いします。
あ、路線図の構成自体のツッコミは弊社が担当じゃないんだけど、それ突っ込みすぎるといつまでたっても作れないよねとかという空気を察して欲しいって誰が言うのかわからない!
以前、上記の記事を書いたのですが、今日osm2pgsql動かしたら動かなくなったので、再度動くするようにしました。
動かない原因は prog47 パッケージを使わなくなってしまっていてどこかのタイミングで消してしまったらしく、ライブラリが無いというものでした。
なので、普通に proj パッケージ使おうとしたのですが、最新のコードだとg++でコケるのでclangを使うようにしました。
というわけで、以下の様にして動かしました。
git clone git://github.com/openstreetmap/osm2pgsql.git cd osm2pgsql ./autogen.sh env CXX=clang++ CC=clang ./configure --with-proj=/opt/local \ --with-protobuf-c-inc=/opt/local/include/google/protobuf-c \ --with-protobuf-c-lib=/opt/local/lib \ --with-protobuf-c=/opt/local make sudo make install
CXX=clangと指定してハマったりしてたのは内緒です。
先日のOtherman Recordsのラジオイベントでも流されて大いに盛り上がった台湾の Sonic DeadHorse (音速死馬) の I Love You Not Because You Love Me のライブ映像がすごかったので紹介します。
原曲は Otherman Records からダウンロードできます。
[OTMN029] Sonic Deadhorse - Everyone Can Beat a Deadhorse | OthermanRecords
まず一つ目のライブ映像がこちら。
The Next Big Thing 2013 大團誕生:Sonic Deadhorse|Ausência
音の凄まじさが半端ないのと、いろんな機材を使いまくってて何をしてうるのかよくわからないんだけど、左上にくっつけたデバイスで操作とか、フットコントローラの存在とか、PCに思いっきりOtherman Recordsのシールが張ってあったりいろいろ楽しめる。
2つ目のライブ映像がこちら。
Sonic DeadHorse - I Love You Not Because You ...
こちらを見ると序盤でギターの音を録音して重ねているのがはっきりわかります。ほかにもリズムとかもかなりわかりやすい。よくわからないけどw
大きな違いは視点が固定されているかそうでないかなんだけど、ここまでいろんな事やってるとこういう違うがあるだけで音楽がめちゃくちゃ面白く楽しめるのはとても良いことだと思う。
音速死馬、日本でもライブやって欲しいですね〜
Make Bounding Box Query Parameter
よくBBoxで検索とかするんだけど、Query作るのが結構面倒だったのでさくっとこのクエリだけ作るものを作成してみた。
select * from planet_osm_point where ST_Transform(way,4326) && ST_MakeEnvelope(138.44970703125,35.0120020431607,140.537109375,35.84008157153468,4326) limit 10;
上記の例は手元にOSMのデータをいれたものだけど、ST_MakeEnvelopeのやつが簡単に作れるようになったので個人的には作業が捗る。
FolkとBreakcoreを見事に融合しているアーティスト、Frog Pocketが珍しくシングルとして楽曲をリリースしました。
1曲目の Come On Primate Show Your Teeth! は最初のギターとバイオリンによる(ちょっと重たい)ノスタルジックな感じから考えられないようなむちゃくちゃなBreakcore。
しかし、ドラムの音に引っ張られすぎることがなく絶妙なバランスでバイオリン vs ドラムみたいな無茶苦茶な構図という Frog Pocketの代表的な音作りが堪能できる一曲です。
2曲目は Foghair は対照的にとてもシンプル...のわりには音の厚さに圧倒されるんだけど、いわゆる普通のフォークっぽい作品です。いや、違うけど。
さて、今回のシングルはなんといっても面白いのが1曲目のタイトルです。
「Come On Primate Show Your Teeth!」はPlanet-Muで出したアルバムとほぼ同一のタイトル名です。
「ほぼ」というのがポイントで、Planet-Muの方は Primates なので、たった一文字違いです。
ジャケットの画像もどっかで見たことあると思ったら、Planet-MuのCome On Primates Show Your Teeth! のジャケットをたんに燃やした時のやつっぽい。
8年前のアルバムのネタを持ってくるとは結構凝ってるなぁというか俺よく普通に気づいたなこれw
何はともあれ、シングルリリースなどがあるとアルバムも期待できるので良いリリースを今後も期待します。