smellman's Broken Diary

クソみたいなもんです

[http://mozpad.org/doku.php:title=mozpad (Mozilla Platform Application Developers)]

最近の流れではXULRunnerが放置されまくりんぐみたいな風潮が多いのですが、もしかするとその予測はmozpadコミュニティによって打ち砕かれるんじゃないかとひそかに思っていたりします。
参加メンバーを見ても、Mozilla Foundation は当然として、最近有名になりつつある SongbirdJoostであったり、ヨーロッパでGPSシェア1位(By Genさん)らしい TomTom という大企業の参加、もちろん昔からMozillaに深いかかわりがある ActiveState 、さらには IBM なんかも参加しており、多くの人たちが mozpad コミュニティを通して XULRunner 環境を改善しようと動き始めている。
この動きの多くはヨーロッパの人たちが中心になっていて、Mark Finkleさん曰く「ヨーロッパでは元々リモートXULを試す動きがあり、そこからXULRunnerに一気に流れてきている」との事。Mozilla Corp がまだメインをFirefox に置いているのだけど、mozpad コミュニティの働きからXULRunner の動きが加速する可能性はかなり高いのではないかと予測している。
無明さんのさようなら MozillaというエントリーではXULRunnerに力を入れていないMCに対して不満を挙げているが、XULRunnerに関してはMCに目を向けずともすでにヨーロッパにおける参加者は多く、これからMCも無視できない(現段階でMark Finkleさんはmozpadコミュニティをすごく評価している)状況になってくるのではないだろうか。
俺自身、FirefoxよりもXULRunnerの方が遥かに興味を持っている。mozpadコミュニティを追いかけ、できれば参加して一緒になにか得られれば、日本でも状況を変えることができるかもしれない。むしろ変えたい。だから僕自身Mozillaに対して失望はしていない、オープンである限りいくらでもチャンスがあるのではぐらいに思っている。なので、Mike Shaverさんの言葉にそんな悲観的になる事はないのではないか。彼の発言は現時点でもMozilla Corpの方針を語っているだけであって、Mozilla Corpの中にはMark FinkleさんのようにXULRunnerに深く関わっている人もいるのだ。
なので、できれば悲観的な考えはもう少し様子を見てから言ってもらいたい。僕は二日間Mark Finkleさんといろいろお話させていただいたが、彼自身XULRunnerのアプリケーション作者としていろいろ試行錯誤をしているように見える。MCには多分いろんな立場の人がいる。それに、今日のパリで行われた Developer Conference では Mike Shaver さんもいろいろ XULRunner 関係者と話をしている(mozpadコミュニティによるセッションまである)はずだ。俺はまだまだMozillaは、XULRunner終わらんよと真剣に思っています。