smellman's Broken Diary

クソみたいなもんです

いろいろ終わりました

昨日づけで自分で持っていたいろんなタスクが終わり、一段落してザ・ノンフィクションを見たらタイトル画面がphaとkumagaiさんのツーショットで爆笑しました。

まぁ、ちょっと振り返りをしてみたいと思います。

FOSS4G 2019 Niigata (2019/9/13-14)

こちらはスタッフ参加及び国連ベクトルタイルツールキットのハンズオンの手伝いをしにいきました。

1日目の国連ベクトルタイルツールキットハンズオンでは主に止まってしまった参加者のサポートを行うという感じでした。
国連ベクトルタイルツールキット自身はdockerを使って各種地理情報の変換やベクトルタイル化をamd64やarm/v7をプラットフォームとして使えるようにしたもの(unvt/rasv)で、さらに FOSS4G 2019 Niigata では ango という名前でハンズオンに使えるデータやホスティングプログラムを docker image (unvt/ango) として配布することで円滑にハンズオンを行うというものになっています。

hackmd.io

arm/v7をサポートしているため、Raspberry Pi 3をサポートしているのが特徴的です。なお、基本となるdocker imageも unvt/rasv なのでRaspberry Piを意識したものになっています。

ハンズオンでは事前にdocker imageを落としてきてっていうお願いをしていたのですが、やはりメールを見逃した人が一人いて、僕が持ってきていたRaspberry Pi 3をローカル接続してなんとかハンズオンを乗り切るという形で対応をしました。

2日目はスタッフとしてyoutube配信を実施しました。ビデオカメラとHDMI->USBの変換するデバイスは用意してもらっていたので、こちらはUbuntu 19.04を入れているThinkpad X220を持ってきて接続を行い ffmpeg コマンドで配信を行いました。

https://i.imgur.com/fagCBpFl.jpg

他にもミキサーなども用意していたのですが、使うことはありませんでした。

当日の配信は以下のものとなります。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

なお、基調講演をしてもらった内閣官房政府CIO上席補佐官の平本さんのところだけ前半が切れてしまい、別途アップしています。

www.youtube.com

なんで切れたのかというと、実はURLを事前にツイートするため時間の予約を行っていたのですが、それをするとことごとく配信ができないという状態になりました。そのため、慌てて新しく配信を作っていたら時間が切れてしまったという感じです。この反省は次の神戸のイベントで生かされることとなりました。

JICA研修: 地理空間情報のWeb提供技術 (2019/10/2)

毎年JICAが海外の研修生を日本に招いて国土地理院や色んな所で講義や実習を行っているのですが、僕も毎年1日分講義を担当しています。2014年からなので今年で6回目となります。

今回は国連ベクトルタイルツールキットを使うように全面的に改修を行ったため、まぁプレゼン作りが地獄でした。

speakerdeck.com

まず、今回のために inazo というコードネーム(ヨーロッパのデータを使うので新渡戸稲造からとった)でhfuさんが作成をしていたのですが、僕がクロスコンパイル環境作ったほうが良くないかと思いdockerでarm/v7のバイナリも作成できるようにしたりとか、せっかくなのでserveo.netを使って触ってもらおうとかいろんなことを考えて全然プレゼン作りが進まなくて、締切となる2日前にやっと日本地図センターの人にファイルを送ることができました。

JICAの講義ではまず手始めに持ってきたRaspberry Pi 3で inazo を動かしてそれをserveo.netで動かすことでみんなにアクセスしてもらうというのをやりました。アクセスしてるときはコンソールを表示してアクセスされている様子を教えることでイメージを作ってもらって、それから講義という形でやりました。

今回一番苦労した点は、今年からJICAからタクシー代が出ないっていう制限が発生してしまったので、国土地理院にバスで向かうのですが、余裕ぶっこいていたらバスの本数が極端に少ないのを完全に忘れていてギリギリのバスが遅延もしていて到着したのが5分ぐらい前で、慌ててセットアップしていたら「通訳をお願いする」というのができなく、気づいたら英語で講義をする羽目になったというものです。しかも5時間もあって最後の方は声を出すのが辛いぐらいになってしまった。いつもは通訳があるので少し休めるのだけど、それが一切できなかったのでほとんど喋りっぱなしになり疲れました。

次に苦労したのは事前にPCがWindows 10 Proと聞いていたのでHyper-Vが使えるのでdockerが動くという前提で進めていたのだけど、docker.comでDocker Desktopをダウンロードするのにアカウントを要求してきて、アカウント作りのサポート、例えばアカウント名はどういうものにしたらいいかとか、Captchaがわからないとかを対応してダウンロードを開始するもネットワークが遅くてダウンロードできる人とできない人が出てきて、ダウンロードできたとしてもDockerが動くマシンと動かないマシンがあるのでなんでだろうと調べたら12台あるマシンのうち数台以外BIOSから仮想化がオフになっていて、国土地理院の人も手伝ってもらってBIOSの設定を一つ一つ替えていったりして、本当にバタバタが発生した。いやー、同じマシン買ってるんならBIOSも同じ設定になってないのおかしいだろー。

最後に、苦労というよりこれは面白いなと思ったのが、僕がWindowsで説明してるんだけど日本語版なのでバックスラッシュが円マークになってるため、その文字はなんだ?っていう質問を受けたところ。この質問内容が僕も通訳をいつもやってる人も何を聞いてるのかよくわからなくて、円マークのことを言ってるのがわかった瞬間に思いっきり膝ががっくりした。Windowsの言語設定を英語にしてやるべきだったなーとしみじみ思ったんだけど来年には忘れてそう(汗

あと、一番質問をしてくれた人はマダガスカルから来ていて、OSGeoの現地の団体を作りたいっていう相談をされた。一番良いのはVenka先生あたりにアドバイスもらうことだけど関西に来るのは難しいなーってなったので、なんとかリモートでサポートしたいなーと思った。

FOSS4G 2019 Kobe KANSAI (2019/10/13)

このイベントではMapbox Maps SDKスマートフォンアプリ開発というタイトルで発表をしました。

hackmd.io

まず大変だったのは台風です。台風接近に伴い当日入りだと間に合わない可能性があったので、金曜日のうちに神戸に移動して弊社神戸オフィスに泊まろうという作戦を考えたのですが、案件の方で金曜日に実機の受け渡しをして欲しいという要望があったので頑張って木曜日のうちにデータの作成を行って対応をしました。というか木曜日にいろいろありすぎてやばかった。

神戸オフィスは一軒家をまるまる借り切ってる感じなので風呂もベッドもある快適な環境なのですが、台風の音がうるさくてちょっと睡眠不足になりつつ発表資料の作成を行いました。

で、問題となったのはAndroidの実装から見えてきたMapbox Maps SDKの考え方がいままで地図プログラミングでやってきたものとだいぶ違うものになっていたというものです。発表資料にも書いたけど、Layerという考え方をまず行って、タップした時にqueryをレイヤーに対して投げるっていうものになるので、ベクトル化されたものが本当に全面に押し出されていて、本当の意味でMapboxがやりたいことを実現してきたなという印象があり、それに伴ってiOSでも同じことをしようとやっていたらReact Nativeの実装が書けずに終わった。

なお、今回の発表に伴う調査で僕が書いたReact Nativeの本も古くなってしまったというのが確定したのでちゃんとフォローアップをしないといけないと痛感しました。というか僕がReact Nativeの本書き始めたぐらいからReact Nativeの案件が離れていったというのも問題なんだけどね(最近復活した)。

さて、イベント中はイベントの準備や配信のお手伝い、ネットワークトラブルの対応など、特にスタッフとして換算されてないけど適当にやれることをやりました。そのため、充実感はかなりありましたが、帰りにはぐったり。

あと、イベントの前日に夕飯一緒に食べた友達(昔からのIRC繋がりとか、すまべんで一緒だったあいつ)の同僚とイベントで知り合いになるというまじで世間が狭いやつが普通にあって超面白かった。

まぁ、そんなこんなで昨日までの僕が抱えていたタスクは消化されました。これからjus初代会長のお話を聞きにドワンゴに行くぞ!

jus.connpass.com