昨日、Mozillaコミュニティで活発的に活動をしているShimonoさん(よくOSCとかK-OFでコスプレしてる人)がMLにこの記事に関するメールを転送してくれた。
http://socialsilk.com/2013/05/15/community/dark-side-community-management/
タイトルが面白そうなので辞書片手にえっちらほっちら読んでみたらかなり面白かった。
ざっくりと、本当にざっくりと言うとこんな感じ。
- コミュニティマネージャーは情熱と共にあって、それに潰されてはならない
- 内部衝突を避けてみんなと肩を並べていく
- 我々は問題を解決するが、完璧ではなくていい。何もしないよりはマシってこと
- 四六時中コミュニティのために働くのは良くない。ちゃんと睡眠も休みも取れ。あんたはあんただ。だから我々(コミュニティ)をちゃんとスケールしよう
- コミュニティのメンバーが持つ本質的なモチベーションを汲み取ってコミュニティをデザインすれば無限にスケールすることができる
- 理想主義は捨てて現実主義になろう
- どうすれば成功するだなんてはじめからわかるわけはない
- 良いコミュニティマネージャーは周りのコミュニティを褒め称える
- 成功体験は共有しよう。でも、コミュニティマネージャーは名声だとか政治的な位置とかを得ようとしちゃだめだ
- コミュニティマネージャーはコミュニティと一緒に泣き、笑い、時には心を痛める。平静を装い続けるのはやめて助けを求めよう、それは無責任になるってことじゃなくて、思いやりのあるリーダーになるってことだ
言い回しが難しく誤読もあると思いますが、かなり心に響きました。
この文章を特におすすめしたいのは、これが今現在でのまとめであるということですね。
前に太田さんが語ってくれたんですが、コミュニティにおける議論って結構生物らしく、昔の議論をそのままバイブル的に扱ってしまうのはまずいらしいです。
例えば、名指しだけどThe Art of Communityという本は出版当時のまとめという位置づけらしく、原著だと去年に第二版が出ていて、さらに4章追加されていたりというアップデートが行われていますが、日本では追従されてない日本語訳がバイブル扱いされているのが現状です(太田さんの指摘ではそこがまずいと)。
まぁ、僕はまだ日本語訳も読んでないのでどうこう言いたくはない(ぶっちゃけ読みたいです、てへ)のですが、海外だと盛んにこういうまとめがされているっぽいので追いかけてみると良いのではと思います。
ちなみに、僕の某組での反省点としては、まぁスケールできなかったなぁっていうのがあります。ぶっちゃけ信頼してなかった(できなかった)。ちゃんちゃん。