State of the Map Japan 2020 と FOSS4G 2020 Japan Online が開催されました。
僕は両イベントでWebサイトの構築や配信の手伝い、及び発表をしました。
また、プレイベントとしてGeoweek and Weekend 2020を開催しました。
こちらはWebサイトの構築、Discordの準備、当日の司会などいろいろやりました。
まぁ、事後報告なんですが、とりあえず無事乗り切れてよかったです。途中過呼吸になりそうになって危なかったけどw
では、発表内容などを含めて振り返っていきたいです。
日本のコミュニティ向けサーバの現状
まず、State of the Map 2020 Japan では現在構築中...いやリリースをしたサーバの現状について書いています。
リリースをしたのは古いサーバに僕がログインできない上でSSLのエラーが出てあちゃーってなったからです。
本当ならPlanet単位で出してやりたかったのですが、正直いろいろ試行錯誤した結果駄目だったという話になります。
郷古さんからも突っ込まれたけどコミュニティとして運用するなら自宅(実家)サーバはまずいのだと思います。ここは空いているスペック次第ではなんとかなるかも。
しかし、二年間頑張ってリリースしたのが日本の範囲っていうのはちと辛いなぁと思いつつまぁ諦めですね。
Python/Javascriptで読む点群
FOSS4G 2020 Japan Online ではバイナリを読む話をしました。
いちおうスポンサー枠っていうことだったのですが、スタッフをやっているっていうのもあり、完全に「ケツの時間に合わせる」っていう感じでやりました。
あと、スポンサー枠で単にバイナリを読む話ってなんだよ。
内容自体は至ってシンプルなんですが、どうも地理界隈でこの手のプログラミングができる人とできない人の差が激しいのではないかという視点から発表内容を作りました。
まぁ、Javascriptを題材に出したのは仕事で扱ったときにPromiseにしたほうがいいんだろうなーという漠然とした感覚があって、それを実際に実装してみたいっていう感じで選んだっていうのが本音です。ちなみに、仕事の方ではPromise使わなかったぜ。
あとJavascriptでメインスレッドで動いているのかっていう質問があったのだけど、先頭の200〜400バイトぐらい読むだけならメインスレッドで十分ではっていうのがあって、正直何を聞かれてるか理解できなくて適当な回答をしてしまいました。
まぁ、bodyを読むときは考えるだろうけど、正直そんなプログラムはPythonで書きたい(書いてる)のでそこらへんも言及しておけばよかったなぁと思います。
docker-postgis
Geoweek and Weekend 2020 では結構本腰を入れて対応したのがdocker-postgisのmasterビルドパッチです。
元々はMultistage buildの話のはずだったのが、途中でビルドが落ち始めて原因調べたらProjとGEOSの変更でバグってしまってそれをupstreamに報告したりして、最終的にビルドができるようになったっていう話。
いろいろdockerのデバッグ方法のノウハウもついてきたので仕事にも活かしたいなーと思ってる。
翻訳
最後に言及したいのがGeoweek and Weekend 2020でOmegaTを使った翻訳の手順が確立されたってことです。
これはかなり良くて、OSSの翻訳に適用してよいNICTの翻訳エンジンを使って翻訳の爆速化だったり、チームでのワークフローの確立だったり、OmegaTまじで神プログラムになってるなーという印象です。
OmegaTについてはOSMFJの三浦さんが発表をしているので、ぜひ見てほしいです。
OmegaTで、OSM Wikiを快適に翻訳しよう / State of the Map Japan 2020
まぁ、翻訳の方はぼちぼち進めていこうと思います。今日は自転車乗ってるので無理だけどw